求人ページの検討
概要
求人ページは一見すると今のままでも良いように見受けられますが、もう少し工夫のポイントがあるように感じています。
以下に簡単な論点を上げています。
論点
1. 求人
求人ページは「テキスト量が多い or少ない」にフォーカスが当たりがちですが、実際のところ量はあまり関係ないと思っています。それ以外の論点を簡単に整理します。
テキスト量(一応)
現在のコグナビ新卒のテキスト量は必要十分という認識です。テキスト量が多いと読まないという話がありますが、おそらく文字量の多寡に関係なく読み飛ばされるケースが多いのだと思われます。
一般的なナビサイトでは、エントリーをすればよく企業の精査は学生にとって重要ではなく、とりあえずエントリーしておけばいいだけなので、読み飛ばして雰囲気だけ認識する行動は理にかなっています。
魅力付け・理解スピードその他
前回の検索結果画面でも話題になりましたが、実現したいことは「学生がこの企業にエントリーしよう」という気持ちの喚起です。
学生は(実際はそれ以外の私達も含めて)基本的にテキストを読み飛ばすため、それを前提として、より「分かりやすく」より「早く」企業の特徴を伝える必要があります。
これも前回話にでましたが、あるタイミングからYoutube等の動画のサムネイルでみんなが主張し始めたのと同じ構造です。
「動画(企業)の特徴を、分かりやすく、スピード早く伝える」というのが重要だと考えています。
テキストを読み飛ばすから「テキストが不要」ではなく、テキストを読み飛ばすから「それでも企業を理解させられる方法論」です。
情報の理解スピードでいうと、リクナビ新卒の情報はわかりやすい印象です。
項目名を口語的な表現にしていることや、デザイン面でわかりやすく工夫しています。
コンテンツの質
こちらも検索結果画面でも議論になりましたが、求人各社はその専門職である求人コピーライターを用意しているためクオリティが高いことと比較して、コグナビはテキストの質が低いように見受けられます。
一方で、これは生成AIの得意分野なので、方針さえ固めることができれば近づけることはできそうです。
ちなみに「特徴を読み手のメリットに置き換えろ」とは求人作成の時に言われることですが、その視点がないように見受けられます。
事業所の取扱い
これも検索結果画面の内容と同じですが、事業所を企業軸に修正する必要があります。
2. 応募
応募またはエントリーをしてもらうことが大事であり、その障害をできる限り減らす必要があります。
応募概念の整理
基本的には問題はないと思うのですが「気になる」と「エントリー」という名称は他社と微妙に違っています。
リクナビ、マイナビと揃えることで、利用者の認知負荷が少し下がるように思います。(別に変えなくても良いとは思いますが)
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リクナビ
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マイナビ
一括エントリーの是非
リクナビもマイナビも一括エントリーが存在していますが、コグナビにはありません。
フォーラムエンジニアとしての明確なポリシーがなければ、一括エントリーも検討の1つになると思います。
一括応募からの応募率が20%だとすると、20%の応募減も判断基準になります。
方向性
求人原稿の方向性としては、以下の2〜3点をどのように実現するのかがテーマになると考えています。
まず、コンテンツの質や理解スピードの向上です。具体的には、生成AIを用いた原稿の改善が挙げられますが、重要なのは生成AIを使うかどうかよりも、それにどのような指示を出すのかという点です。また、項目の見出しをどのように設計するか、項目名の工夫や整理によって理解スピードを高めることも検討項目です。
次に、エントリー概念を含めた応募・エントリーハードルの削減があります。これは方針を確認したい部分であり、「気になる」等のラベルの扱いや、一括エントリーをどう位置づけるのかといった判断が必要になります。
その他としては、既存サイトの移行方法も論点として挙がります。特に、事業所単位から法人単位へ移行する際、コンテンツをどのように移行していくのかという計画が必要です。